浅野いにお「おやすみプンプン (3)」

部活の合宿最終日に本とマンガの虫な伊達さんが買ってた1冊、書き損ねた感想を突然書くことにしたのは今日夢に出てきたから。正確には夢の中で彼が描いたマンガを読ませてもらったらプンプンっぽかったんだよね、でもなぜか絵は真島ヒロ*1
おやすみプンプン』を読んだのは初めてだったのだけど、絵に見覚えがあると思ったら先月末で休刊になったヤンサンで連載してたようで。ちなみに移籍先はスピリッツだから打ち切りは回避かな、よかったよかった。


3巻では主人公プンプン以外に雄一さんのエピソードがあるんだけど、文字通り周囲から浮いてるプンプンやその親戚の存在に対して、シュルレアリスム的な生々しい表現や虐待などの社会問題的なアプローチもしている不思議な作品。
伊坂幸太郎が単行本の帯に「前衛でありつつ王道を走り抜ける」と書いたように、その描写や表現とは裏腹に内容は思春期の少年や人間関係の難しさを描いていて、病み付きになる魅力がある。これも続きが気になるなー。

*1:『RAVE』のプルーっぽいキャラクターが主人公だった。ちなみに実際の伊達さんはマンガ描いてないよ。