機動戦士ガンダムAGE 第49話「長き旅の終わり」その他感想

あれやこれやと騒がれたAGEがようやく完結、一応は話を終わらすことができたけれど、最後までグダグダな感じだったなぁと。
前回にゼハートがあっけなく死んでしまって、最終話になっていろいろと説明不足なままラスボスのキャラとMSが登場して、それが黒歴史の集大成のようなシドと合体までしたのに、簡単に倒されてしまって…
スプリガンとか余計な話を広げすぎて尺が足りなくなったってところなのかな、そもそも三世代を4クールに納めるって話が無茶だったとしか。


MSにもキャラクターにも全く魅力がないわけじゃないに、どうにも設定を活かしきれていない描写が多くて(登場して碌に活躍の機会をもらえない新型機や新装備、物語のキーマンになると思いきやよくわからない退場をしたキャラなど)、いろいろと勿体ない。
子ども向けの商品展開はあれこれと手を広げていたけれど、本編の描写がお粗末だから(AGE-3オービタルの扱いは笑えない)、アニメ見て憧れて買う子どもは少ないんじゃないかなぁ…
コロコロのタイアップまであったのに子どもに対しても、既存のガンダムファンを占める大人に対しても中途半端なアプローチが裏目に出たとしか。


アニメのガンダム作品としては間違いなく黒歴史入りだろうなぁ。
UCみたいにもっと高い年齢層向けの作品にするのか、もっと子どもが好きになってくれる作品にするのか、アニメ作りでやってはいけないことを詰め込んだAGEの教訓を生かして次は頑張って欲しいところ。