森博嗣・皇なつき「黒猫の三角」

森博嗣の小説を皇なつきが漫画化した『黒猫の三角』を読ませてもらった。本編の前には、小鳥遊練無の非日常を描いた短編の話も。
登場人物に珍しい名前が多いのだけど、調べてみたら「小鳥遊」とか本当に実在する苗字で驚いた。他のキャラクターの苗字も実際に使われてるものがあるし、意味がわかったら面白いかもね。


原作は推理小説のシリーズなんだけど、漫画だとあまりそういう印象は受けなかった、先に小鳥遊練無の短編読んじゃったせいかもしれないけど。はっきり書いてしまうと、むしろ漫画の描写じゃ推理ものとしては今ひとつな印象、ただこれは森博嗣の原作を読んだら評価が一変する可能性も。
読んでて気になったのはやっぱり殺人の動機。『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』にありがちな動機の「私怨」に厭き厭きしたり、疑問を持ったりしてた人に読んで欲しいな。


森博嗣に(ついでに西尾維新にも)興味が湧いたから機会があったら何か読んでみるかも。とりあえず原作に手を出す前に『スカイ・クロラ』でも観てこようか(`・ω・´)