機動戦士ガンダム00 #20(#45) 『アニュー・リターン』

最終回までほとんどリアルタイムに観られなそうで残念、アバンから使い回しなしで急展開な濃い話だった。ウィルス汚染とかやられ放題のトレミーの中でアニューの居場所がわかる刹那、ツインドライヴ効果なんだろうけど、イノベイターのはずのティエリアに脳量子波の片鱗が一切ないのにも違和感が。
ライルがあっさり裏切ったと思ったら、せっちゃんまさかの艦内発砲で驚いたけど、無事にミレイナを奪還、登場は良かったのにいつの間にか空気扱いのソーマが切ない。リヴァイヴの発言から中性的な外見のイノベイターにも性別があるようで、アニューやヒリングは女性って扱いでいいんだ。


オーライザーを奪って逃走するリヴァイヴ、システムの勝手が違うとか文句ばっかり言ってて笑えたけど、最後はオーライザーコクピットを派手に破壊してアニューと一緒に逃亡。アニューとの思い出がフラッシュバックして引き金が引けないライル、ただ黙って見守っている刹那が年齢よりずっと大人に見えるのはなぜ。
リボンズとルイス、OPに登場していた新型MAのレグナントがついにロールアウト、カラーリングが趣味悪いな。今までルイスが飲んでいた薬は擬似GN粒子による細胞異常抑制のため処方された薬、リボンズがどうして彼女を人類初のイノベイターにしようと思ったのかもがまだ謎だけど。


ダブルオー鹵獲のために攻撃を仕掛けるイノベイターとルイス、レグナントの曲がりまくるビームはどんな仕組みなんだろうね、相変わらず一切の見せ場がないまま唯一中破したアリオスの扱いに泣ける。アニューの機体はガデッサシリーズの新しい機体か専用機かまだわからないけど、ヒートソードのような実体剣とGNファングを装備、ライルを引き離して1対1の戦いに持ち込む。
たとえイノベイターでも欲しいものは奪うと語るライル、心の揺れ動くアニューにリンクしたリボンズが一瞬で形勢逆転させてケルディムを撃墜しようと迫るも、直前でトランザムライザーによって撃ち抜かれて最期は精神世界でアニュー自身が気持ちを伝えて機体は爆散。人間を愛してもイノベイターの宿命に翻弄された悲しいキャラだったけど、結局彼女がリヴァイヴと対の女性型イノベイターである以外は、無自覚なスパイだったのかとか位置付けがほぼ曖昧なまま退場しちゃって中途半端なのが残念。


Cパートでは激昂しながら刹那を殴り続けて慟哭を上げるライル、ガンダムの王道な展開通りなら沙慈とルイスにも悲しい結末しか待ってないんだろうな。思わず目を疑って巻き戻したのは撤退するヒリングとリヴァイヴの機体が脱出ポッドに変わってる不遇な扱い、EDの間に一体どうしたってんだ(笑)
予告で王兄妹の生存が確認されて一安心、まぁネーナがまた色々やらかしてくれそうだから次回で本当に王留美が見納めになっちゃいそうな悪い予感がしないでもない、紅龍お兄様がんばって。白っぽくなっていたマスラオ、決戦に向けてポニーカタギリがさらに改修か。