二ノ宮知子「のだめカンタービレ (1-3)」

今さらながら嶋ちゃんから「のだめ」を貸してもらって読み始めた、ちなみに今回は3冊。ドラマが話題になってたときも何回か適当に観ただけだったから、のだめ(上野樹里)と千秋(玉木宏)くらいしかわからなかったな、あとマンガ読むまでずっと千秋が名前だと思ってたよ。
女性マンガ誌の作品ってひさびさに読んだけど、絵がシンプルで少年誌のような派手さはない。でも地味なくらいに感じられる絵でもストーリーでしっかり読者を惹き付けられる内容、ラブコメでもメインのクラシック音楽やオーケストラの話がぼやけずにちゃんと軸になってる。


天然で奇声も多いのだめを始め登場人物の大半が変人ばかりでも物語が成り立ってるのもすごいし、専制君主な千秋がいつの間にかみんなに振り回されて「ボランティア」しちゃってる姿も面白い。そうそう、短気な千秋がキレて罵倒したり暴力を振るったりするシーンも多いのだけど、この作品だとなぜかギャグにしか見えないから不思議。
「落ちこぼれ専門」の谷岡先生やミルヒ・ホルスタインことシュトレーゼマンなど、一見ダメ教師のようで実は学生のことを良く観ている先生も良い、まぁミルヒに関してはスケベでダメなところがやたらと描かれてるけど。Sオケで指揮者としての道を歩み始めた千秋とこれからののだめが気になるー。