イノセント・ラヴ 第三話 「引き裂かれた絆」

『ラスト・フレンズ』のスタッフが中心ってことで観てみたら、思ってたよりずっと面白かった。タイトルや番宣で内容がよくわからなかったし、キャストも特別好きな人がいなかったから大して興味がなかったんだよね。
一応今までのストーリーや登場人物についても全部読み返したけど、まだよくわからない部分もあるからあまり推測で書き過ぎないようにしよう。最初に頭に浮かんだのは東野圭吾の『手紙』、このドラマは被害者が他人じゃないし、そもそも事件の真相もまだわかってない状態だけど、それでも加害者家族が生きていくことの難しさって部分は同じ。


秋山佳音役の堀北真希は今まで演技がぱっとしない印象だったのだけど、今回は意外といいかもしれない。彼女は元気一杯な明るいキャラクターより、佳音みたいに純粋な優しさの光と苦悩の闇の両方を抱えているキャラクターの方がはまってる気がした。
長崎殉也役の北川悠仁(ゆず)は賛否が分かれそうだけど、俺は結構好きかな。相手の非を責める前になぜ?と悲痛な表情を浮かべながら問い掛ける演技が良い、誰かのために自分のことは二の次にしちゃうところも彼みたいな優男なら雰囲気が自然。


桜井美月役の香椎由宇はあまり演技観たことないけど、佳音やずっと想い続けている殉也にまでエスカレートした感情をぶつける役は面白そう。瀬川昴役の成宮寛貴ってドラマで観るのは『オレンジデイズ』以来かも、殉也にも言えない秘密って美知留(長澤まさみ)に対する瑠可(上野樹里)を思い出す。*1
そして今後が特に気になるのは佳音の兄の耀司(福士誠治)、妹のブラコン以上に病的なシスコンの持ち主なのかな、心の闇って部分は宗佑(錦戸亮)につながる?*2 まぁ何でもかんでもラスフレと結びつけたってしょうがないけれど、佳音の記憶が途切れている原因や事件の真相を握っているのはきっと彼だから、そこは今後明かされることに期待、来週からは録画しようっと。

*1:秘密の内容は全然違うだろうけど、やっぱり聖花(内田有紀)が関係しているんだろうか。

*2:池田(豊原功補)に対する脅迫電話や、写真に写っていた殉也を教会まで行って睨み付けている表情を観たらそんな邪推もしてしまう。