ルルーシュの最期、スザクの涙、C.C.の願い

00が始まる前に2回目のコードギアス最終話を観た。初めは「GUNDAM00×CODE GEASS GO!GO!5FES' 08 in 武道館」ってイベントの映像が流れたのだけど、イベントの趣旨がよくわからなかったから最後まで観ないで本編へ。
最近はてなスターで☆を付けた記事がほぼコードギアスの内容だったから、特に気になった記事の内容を踏まえてFINAL TURNの最後を考察してみようと思う。


ゼロレクイエムによって皇帝ルルーシュがゼロ(スザク)に斃されたとき、ルルーシュが本当に死んだのなら、マリアンヌと同じ契約不履行でC.C.はこれからも経験の積み重ねを生き続けることになる。結局彼女の願いは叶えられなかった。
でもこの記事のように状況証拠的*1ルルーシュが実はコードを伝承して死ななかったんじゃないかって考え方も。Cの世界を観てから皇帝になる間、ダモクレスを掌握してからゼロレクイエムを起こす間、空白の数ヶ月にコードの伝承が行われた可能性はある。


でもC.C.の不死の描写はずっと描かれてないし、ルルーシュにコードが現れることもなかったから、それはわからないまま。さらに話がややっこしくなるけど、HPのC.C.にはコードの封印で記憶以外に不老不死の能力も失ったって書かれてる、シャルルに伝承しなかったなら不老不死は失ってないはずなのだけど、その部分は修正されてないんだよね。*2
でも俺はスザクが最後に流した涙はルルーシュが本当に死んだことを意味していると思う。ルルーシュがコードの伝承で不老不死になることをスザクが知らないなら、ルルーシュは彼を最後まで欺き続けたことになるし、知っていたなら世界を欺く神経を持ち合わせてまで、今生の別れや形式的に殺すことだけにあんな表情ややりとりをしないんじゃないかって。


不老不死が死ぬことよりもつらいことだとしても、C.C.との契約を果たすためだとしても、ルルーシュがコードを伝承するって選択肢はなかったんじゃないだろうか。彼の撃たれる覚悟は大舞台で演技をするのではなく、本当の命のやりとりをすることだったはず。
考えてみた理想的な終わりの解釈は、シャルルとのやりとりでC.C.は不老不死を失い、ルルーシュは契約を破棄してゼロレクイエムを実現するだけでよかった、願いというギアスを授かったスザクはゼロとして世界を支え続ける。ルルーシュはすべてやり遂げてその生命を終えた、そしてギアスも終焉を迎えてすべてが終わる。


続編はやってほしくない、観直してもそれくらい気持ちよく終わっていたから。どうせならこんな遊びができるくらい、楽しみながら思い想いの世界をみんなに描いてほしい。
これで完結するならいつかDVDでもBlu-rayでも絶対買う、これほどまでに衝撃を受けたアニメは今までにないし、間違いなく歴史に残る作品。ガンダムもこれくらい満足できるように盛り上げてほしい。

*1:折り紙ができないC.C.の隣の折鶴、シャルルのコードを継承する前に死んだ描写、手を触れたナナリーへ流れた記憶など。

*2:ランスロットアルビオンとか最終回までちゃんと更新されなかった内容もあるから、どこまで本気にしていいかわからないけど。