小川糸「食堂かたつむり」

一昨日読み終わった『食堂かたつむり』の感想書き損ねてた、時間空いちゃったから短めに。
物語の中心に据えられているのは料理と人との触れ合い、読んでて温かな気持ちになれる雰囲気の小説。特別難しいことは書いてないから小中学生くらいでも気軽に読めそうだけど、飼い豚エルメスの話や主人公の知らないおかんの話とか大人でも深く読み込めそうなエピソードや表現もあり。


本の帯にはスピッツ草野マサムネポルノグラフィティ岡野昭仁と意外な人達からのコメントが。この機会に彼らのファンの人達も読んでみてはどうでしょう、好きなアーティストが触れたものを自分で味わうのって楽しいし。
ごはんを作ることの意味をあらためて考えてみると面白いかも。ある日突然の悲しみを喜びに、今までの失敗を成功に、そこから望める新しい世界を御賞味あれ。