コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 #005

フェロー時代?に三井(りょう)が助けようとした真壁(阿南健治)の妻と子どもの死に向き合えなかったことが、結果として家族を殺した誠意のない医師って彼に追い打ちを掛けちゃったんだろうな。どれくらい前の話かわからないけど、今も怨んでるみたいだったしもう話し合いで簡単に解決できるレベルじゃないんだろうけど。
それにしても藤川(浅利陽介)は三井の医療ミスを勘繰って詮索とか相変わらず無神経でお調子者、らしいと言えばそれまでだけど、黒田(柳葉敏郎)と会うまで前回の反省がないってのもどうかと。ただ後半は厳しく当たられたことが効いたのか、森本(勝村政信)にグッジョブって誉められるくらいまで頑張ってたけど。


白石(新垣結衣)が気付いた右延髄外側梗塞と脳ヘルニアを起こしていた松原の話は、息子の俊夫(田口主将)と妻の春江(佐野珠美)の話を聞いた時点で遺産相続とか年金絡みって想像はできた。でも意識が戻らない可能性があるのに松原が自ら手術同意書に書いたサインを見たときは、自分のQOLより息子達に必要とされることを選んだことが現実にもありえる話だと思うと切なくて悲しかった。
藍沢(山下智久)と白石は毎回いい意味でお互いを刺激し合ってる。最高峰の医師の腕を信じてじゃなくて、家族や恋人のために生きようとする意志の強さは藍沢も潜在的に自覚しつつも、患者に感情移入しちゃいけないって己を律する意識とどこかでぶつかってるのかも。