福井晴敏 「機動戦士ガンダムUC」 (9) 「虹の彼方に(上)」

最終章は上下巻同時発売の『機動戦士ガンダムUC』、GUNDAM BIG EXPOの先行販売で買ってサインしてもらった上巻を読了。表紙の七色に包まれた緑色に輝く下巻のユニコーンと上巻のバンシィが素敵すぎる、安彦良和の描いた単行本の表紙はどれも好きだなー。
内容はネタバレになるからあまり書かないけど、間違いなくMVPはシナンジュと戦うクシャトリヤとマリーダ、その戦闘も結末も壮絶すぎて言葉にならない。あと、まさかここに来て語られると思わなかったアンジェロの過去も興味深い、彼を好きにはなれなくても彼の性格や思考が形づくられた理由に少し納得できた。
最終巻で明かされる「ラプラスの箱」の正体な何か、ますます謎が深まったフロンタルの正体は明かされるのか。OVAはぜひ買って観てみたいと思うけれど、たったの6話でこの話がまとまるのかなと少々不安、とりあえず早めに下巻も読もうっと。

機動戦士ガンダムUC (9) 虹の彼方に (上) (角川コミックス・エース 189-11)