福井晴敏「機動戦士ガンダムUC」 (8) 「宇宙と惑星と」

機動戦士ガンダムUCも第8巻でいよいよ物語は佳境に。舞台は強襲揚陸艦《ネェル・アーガマ》、この作品はMS戦だけじゃなくて艦内の白兵戦が盛り上がるのも面白い。
やっぱり気になるのはフル・フロンタルの正体とその目的、最後まで謎のままなのかはっきりと語られる機会がくるのか。ジンネマンの葛藤とフロンタルとの語りもガンダムの世界の核心に近づくエピソードかな、最終決戦を前にしてローゼン・ズールのような新型機の登場や、再登場はないと思ってたあの機体が復活したのも嬉しい。
やっぱりフロンタルの《シナンジュ》、アンジェロの《ローゼン・ズール》、そしてリディの《バンシィ》とバナージの《ユニコーン》を狙う相手が多いから、このマッチングをどうやって上手く物語に絡ませるか気になる。ネタバレを避けると全然感想が書けないね、とりあえず続きにも期待してますよっと。