小児救命 #9 (最終回) 「涙の別れ…サヨナラ子供達」

ドラマとして扱うテーマは良かったのだけど、全体的にいらない伏線や情報が多いのに大事なところで説明不足だからわかりづらい。今回ならお母さん(大塚良重)の家出は必要なかったし、経営が苦しい「青空こどもクリニック」から2ヵ月後に医師や看護師が出て行った話も中途半端でHPとかチェックしないと話が掴めない人もいそう。
説得力があったのは宇宙(小西真奈美)が拓実(田中碧海)を置き去りにして行方不明になっていた母親(山口香緒里)に、「親が何を考えているのかわからないまま、会って文句を言うこともできないままに、愛したり憎んだりしなきゃいけない」って語ったことくらい。最後に流衣(山口紗弥加)が熱く語ったところであっさり啓翠会総合病院の院長が折れるのもどうなんだろう、宇宙に厳しいことを言ってた以外には脳腫瘍患者だった亜美(大森絢音)の手術くらいでしか出てきてないのに。


最終話に突然登場した結城(高橋由美子)って女性記者も、もっと前のエピソードから絡めたら自然に話がつながるのに。あー、話のつながりが不自然なのは日本シリーズで放送休止になって編集されちゃったのかも。
内容より演出とか脚本の出来が良くないって感じたドラマは珍しい、いろんな意味でもったいない作品でした。次のクールもまたどこか医療ものやるのかな、最近そんなドラマばかり観てる気がする。