流星の絆 第1話 「東野圭吾×宮藤官九郎!涙のNo.1ミステリー感動大作」

クドカン脚本のドラマはひさびさだったけど、予想以上に素晴らしいできだった。コメディにシリアスさがいい具合に織り交ざって原作より華やかな雰囲気、でもドラマ化するならこれくらい派手でもいいな。
原作読んでない人にはわかりづらいかったかもしれないけど、1993年の三人兄妹(齋藤隆成嘉数一星熊田聖亜)と2008年の成長した彼らを交互に描いてたのも面白い、原作通りに小学生時代をしっかり描くと単調になって厭きちゃいそうだし。
個人的に泰輔(錦戸亮)はイケメン過ぎてイメージと違ったのだけど、登場するなりクドカンテイストの演技で功一(二宮和也)とケンカしてくれて最高だった。うちの兄弟喧嘩を観てるみたいで他人事に思えなかった(爆)


原作にはなかったカレーハウス「ジョージクルーニー」とそのオーナーの林ジョージ(尾美としのり)、後で戸神行成として静奈(戸田恵梨香)と出会うはずの要潤が珍客として最初から功一に関わる辺りが本編にどう影響するか。特にジョージの存在で三人兄妹だけの秘密みたいな側面が弱くなってたところは気になる。
冷静で狡猾とも言えた功一がやり過ぎなくらい大胆な行動力を持っていたり、より直情的で表情豊かなキャラになった泰輔と静奈の大げさなリアクションは良い意味で原作を裏切ってる。来週もまたクドカンに笑わせてもらいましょう。