第35回 国際福祉機器展 H.C.R. 2008(24日)

昨年に引き続き2回目の参加、今年は秋学期のゼミが始まる前だったから1人で初日の24日に行ってきた。今年は前もってHPで入場登録を済まして、会場内ではなんでもかんでも配布物を受け取らないことにした、昨年もらった資料ほとんど使わなかったし。
今回は全体はなんとなく眺めて、気になったところやその場で目に留まったものを重点的に観てきた。具体的に書くとコミュニケーション機器、リハビリ機器と義肢・装具、施設用設備と用品、介護予防機器に、先端技術と福祉機器「バリアフリーを考える」の展示など。


折角だから気になったものをいくつか書いてみる、まず日立製作所の「電子版 日本語-手話辞典」、ここは聴覚障害者のスタッフが一生懸命説明してくれて印象に残った。内容は8000用例の手話表現を立体アニメーションとしてパソコンに表示するというもの、ちなみに今は携帯電話向けの手話アニメーション配信サービスも開発中とのこと。
同じく日立製作所の「伝の心」、製品としては重度障害者意思伝達装置って書いてあるけど環境制御装置(ECS)の一種なのかな。移動するカーソルに合わせてアクションして操作、メールにインターネットからテレビやDVDの観賞など、タッチセンサーを初めとした色々なインターフェースに対応、使いやすさはともかくまだまだ価格が高いけどね。


株式会社特殊衣料の「abonet セーフティーインナー」は手持ちの帽子の内側に取り付けることによって、保護帽にできるメッシュ状のインナー。幼児から高齢者まで活用できる範囲は広い、スタッフはもっと安い値段を言ってた気がするけど6000円はまだ高いかも。
東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻 知能システム分野 認知発達機械研究室(長いよっ!)は先端技術展で「個性適応型筋電義手」を発表、簡単に言うと筋肉の電気活動こと筋電位をプログラムに学習させて、日常生活に必要な動作を行えるようにしようってもの。ハガレンみたいな神経接続の義手は外科手術も必要だし技術的に難しいのかな、いずれにしても駆動機構の超小型化が成功してからの話だけど。


昨年観て最も記憶に残っていたのがモリト株式会社の「AUDIO BONE」シリーズ、コンパクトに持ち運べてもっと低価格になったら絶対買いたい。今回はほとんど資料がなかったけど、開発中の骨伝道補聴器の完成が待ち遠しい。
最後は株式会社日本シューターの「Physion MD」こと高精度筋量計、装置名称の生体電気インピーダンス方式体組成計ってのは最近流行りの体脂肪とかを調べられる体重計のもっとすごいやつをイメージしてもらえればいいのかな。昨年も似てる製品の出展をしてた企業に計ってもらった記憶が(笑)、今年は筋肉率標準で体脂肪率低めのスポーツマン体型って診断してもらえた、でも四肢・体幹筋肉量は左右のバランスはかなり悪かったけども(´・ω・`)


あっさり書くはずが企業や製品のHPを調べて書くうちに、かなり長文になってしまった。やっぱり1人だと自分の興味や関心があるものばかり観ちゃってた気はする、来年は行けるなら誰かと一緒に観に行こうっと。
まだまだ書くネタがたまってるぜ、あははー。