神奈川リハビリテーション病院見学

本厚木駅からバスで約30分かけて、神奈川リハビリテーション病院に到着。初めに案内してもらった病院内には理学療法・水治療法・物理療法など身体機能回復を目的としたリハビリ用の施設がかなり充実していた、昭和48年頃には東洋一とまで誇られた理由もわかる気がする。
車イスのまま入ることができるリハビリのためのプール、子どもに「魚の眼」とも呼ばれる廊下の天井に設置された半球体状の鏡はカーブミラーの役割をするそう。作業療法室も使用できる道具や設備は多く、大人と子どもそれぞれの部屋が分かれていることもポイント。


職業リハビリテーションを担う職能課は他の施設などにはあまりない部署で、利用者が職業評価・職業訓練などを受ける重要な場所。高次脳機能障害は病院における身体機能回復だけでは、再び就労しても社会的不適応を起こしやすく、利用者の環境整備をなどを主とした継続的な支援が必要。
午後には臨床心理士言語聴覚士などによる通院プログラムを見学させてもらった。ポジティブ・フィードバックなどを学習するため、メモを取り読み返すなどの反復的な想起による記憶の定着、特に構造化のように聴覚・視覚へメッセージを訴えるやりとりは勉強になった。


また今回はNPO法人脳外傷友の会ナナの方とお話する時間もいただけた。10月初めに岩手で開かれる日本脳外傷友の会の全国大会では卒論のビジョンをもっと明確にして資料を集めたい。
あと社会福祉士の勉強はちゃんとやっておこう、1年遅れで取れるかまだわからないけど、専門職に就くならきっとこんなに勉強できる時間は今しかないだろうから。