Fate/Zero 第二十五話 「Fate/Zero」と2クール目感想

遂にFate/Zeroが完結、原作を読み終えていたから結末は知っているけども、やっぱり動く画と声があるってことは素敵なことで毎週の放送時間が本当に楽しみで。

2クール全25話ゆえにどうしても話が省略されてしまう部分があるのは止むを得ないのだけど、1クール目は特にもの足りなさもなくて2クール目のキャスター海魔戦とランサーの最期、切嗣の過去編までは良かった。


ボリューム的にもの足りなさを感じたのはライダー戦辺りからで、まずV-MAXの演出が地味すぎると言うか、原作のイメージの人間が乗ることを度外視したモンスターマシンって雰囲気がまるでなくて、もっとセイバーが魔力で強引にマシンの力をねじ伏せて疾走するような演出が欲しかった。

映像の素晴らしさを感じたのはライダーVSアーチャー戦で、「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」はもちろんのこと、アーチャーの「天地乖離す開闢の星(エヌマエリシュ)」による固有結界の崩壊とかもう胸熱で、ライダーがアーチャーに立ち向かっていくシーンまであの短い時間の中に濃厚すぎる戦いだったなぁと。


最終決戦の切嗣VS綺礼、セイバーVSバーサーカーはどっちもあっさりしすぎて不完全燃焼。二人の攻防は時間掛けてもっと丁寧に描いて欲しかったし、セイバーはもっとズタボロにされて絶望しているイメージだったので。

でも二十五話って短い時間で描くには、何とかまとめきった感じもあるし、アニメで描かれていない部分は原作で補完ですかね。


最終話はカットされたと思ったバーサーカーの最期のシーンが出てきたのが嬉しかった、弱っていてもいいから表情変えて喋っては欲しかったけども。

救われたと言うか、観ていてほっとするのはウェイバーかも、王たる者の背中を想いながら、これからの目標に向かって邁進する姿は見習わないとなぁと。


そういえば「Stay night」をプレイしようと思って、結局できていないのだけど、どうしようかな。アニメや劇場版も気になるところだけど、まあその気になったときに少しずつ観ていくかな。

最後に制作に携わった皆様、本当にお疲れ様でした。Zeroが終わってしまったことは寂しいですけども、まさかの劇場版?とか、何らかの形でまた出会えることを夢見ながら、Zeroの世界にもう少し浸っています。