Soul G 〜すべての戦士に捧げる音楽祭〜 @東京国際フォーラム

機動戦士ガンダム30周年プロジェクトの「Real G」の1/1ガンダムと「Feel G」の『GUNDAM BIG EXPO』に続き、その最後を締めくくった「Soul G 〜すべての戦士に捧げる音楽祭〜」に行ってきた。ステージはバンドと照明のみのシンプルなもの、暗転と同時に始まったのは第1部「機動戦士ガンダムの誕生」として古谷徹によるアムロララァのやりとりの朗読。
ここから鮎川麻弥森口博子新井正人とZにZZのOP曲を披露。太田真一郎と土田が加わってトークをするのだけど、進行は土田1人で全部できた気がするなー。


第2部「ガンダム世界の拡大」は川添智久鵜島仁文麻倉あきらとVとGとXの前期OP曲を披露。ここでのスペシャルな試みがこの3人によるWの「JUST COMMUNICATION」、リアルタイムで観た最初のガンダム作品だけに、どこか潜在意識に訴えかけるような懐かしい感じ。*1
お次はMIQ米倉千尋OVA作品の0083と08小隊。08もなぜか途中までしかレンタルしてないのだけど、主題歌はばっちり覚えていたから楽しめた。どの歌も一緒に流されるOPやEDの映像がステージ上の映像と織り交ぜられて、生歌と作品がリンクする感じがとても素敵で。


第3部はロランが月に叫ぶシーンの朗読から、古谷徹だとアムロにしか聴こえませんが(笑)続けて披露されたのは∀から奥井亜紀の「月の繭」、菅野よう子はやっぱり素晴らしい。
Gabriela Robinの「MOON」ももともと大好きな曲だけど、生の「月の繭」は鳥肌ものでこの日の中でも最高だった。この後のF91の主題歌を森口博子が歌ったときもそうだけど、会場が静かに聴き入る雰囲気だったから気持ちよく聴けたのかも。
逆シャアTM NETWORK宇都宮隆からのビデオメッセージ。00のラルクとかもそうだけど、彼らみたいなアーティストはなかなかこの手のイベントは出られないよねー。


第4部もシンがフリーダムを撃破するシーンの古谷徹による朗読からスタート、シンの感情表現はまさにベテラン声優の迫真の演技。思わず土田に同意しちゃったけど、種運命高橋瞳はすごく大人っぽくなっていて驚いた、正直少しそっけないようなノリが悪いような気もしたのだけど、かなり緊張していたようで。
そして00から石川智晶、そういえばSee-Sawの人だってどこかで知って忘れていたよ、そのまま種の「あんなに一緒だったのに」も披露。この辺りの曲はリアルタイムでアニメも全部しっかり観ていたから、やっぱり感情移入しやすかったかな。


フィナーレはア・バオア・クーからコアファイターで脱出するアムロのシーンが流れた後に古谷徹、そして富野由悠季監督がステージに出てきてのコメント。最後は出演者全員による「翔べ!ガンダム」、間奏では古谷徹のアドリブも。
作品的にも時代的にもいろいろなことがあった30周年の歴史はやっぱりすごい、これからも新しいガンダムも今までのガンダムも楽しんで親しんでいけたら良いな。第3部にはガンダムUCの最新情報、2月20日のプレミアレビュー観に行きたいねー。
そうそう、ガンダムの楽曲って権利関係でも絡んでいるのか、1stから最新までまとめたCDがなぜかないんだよね。DVDで期間限定生産の『ガンダム OP/ED COLLECTION』はぜひCDでも出してください、レコード会社さん!

*1:と言うのもヒイロがヘビーアームズでゼクスと戦う件くらいしか覚えていなくて、アニメ自体は全然観ていないんだよね。