コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 #011 (最終回)

どうやって書いていこうかな、今回は事故発生現場の時間が長かったから登場人物ごとに書いてみようか。まず藤川(浅利陽介)は最終回までヘリ乗らないと思ってたら出番ありました、しかも初陣なのに頼もしい感じだったり、最後はお母さん(山本道子)に素直に電話で報告してたり、後半は裏方的な役割が多くてもちゃんと成長してたなって。
緋山(戸田恵梨香)は患者(山下容莉枝)とヘリで約束したからって、夫(遠山俊也)を探すために死体をチェックしたり、持ってた妻の携帯電話を使ったり、それがフェローの彼女らしさとも言えるけど、優先順位が間違ってない?って思った。でも風に煽られるヘリの中で心タンポナーデを治療したり、最後は三井(りょう)が息子の誕生日に一緒に過ごせるようにシフト変更を申し出たり、患者を救うための度胸と家族のつながりを大切にする優しさはカッコよかった。


西条(杉本哲太)に「傲慢でろくでなし」とまで言われた黒田(柳葉敏郎)、同期のライバルって設定だからそんな皮肉もありか。転院する息子の健一(今井悠貴)とも奥さん(奥貫薫)とも良い雰囲気で分かれられて良かった、再会のきっかけは不運でもこの出会いがあって良かったよね。
冴島(比嘉愛未)はフライトドクター候補生だった彼らの成長が目立ってきてからは裏方の印象が強かった、理想のナース像ってわからないけど、彼女と彼らの相性が良いならそれでいいのかな。あと最後に私服姿で元恋人?に会いに行ったシーンは急に女性らしくなってて不思議な感じが、まぁその辺りの描写があった回を見逃してたのもあるけど、冴島さんは逞しい女性ってイメージが付いちゃったから(笑)


白石(新垣結衣)は黒田の事故があったばかりなのにあのセリフが飛び出すとは思わなかった、彼女なりに乗り越えようとしてたとも今は思えるけど、あそこで緋山に言わせちゃったら彼女が活躍し過ぎかな?様子を見に行った梶(寺島進)は「(黒田と)そっくりだ」って言ってたし、結果的に事故も起きずに救えたならいいか、でも彼女は前髪*1とか最後のセリフとかちょっと中途半端なキャラクターになっちゃった気がして少し残念。
藍沢(山下智久)は三井にも信頼されてトンネル内のケガ人にトリアージタッグを付けるよう指示されたり、トラックに挟まれた男性(大橋智和)や緋山が気にしてた夫(遠山俊也)を助けるためにも奮闘してたけど、「悲しんでいられない」とか最後の白石と交わした言葉はちょっと浮いちゃってたかも。名医に答えはなくても、黒田の「腕を切ったのがお前で良かった」って言われるような医師として患者を救い続ければいいんだよね。


そういえば以前にも西条が緋山に同じことを言ってた、でも黒田はそれだけじゃなくて、そこで死なずに生き続けることが患者の人生を変えるかもしれないって。死んだらただの終わりなんだよね、でも生き残れた人と関わることによって変わる人もいるし、どんな後遺症や障害が残っても生きてて良かったと思える日が本人にも来るかもしれない。
ドクターヘリだけじゃない医療現場の一部を垣間見れた気がする、来年の春には翔北救命救急センターのその後を描いた特別編もやってくれるみたいだからそれまで楽しみにしていようっと。

*1:医療従事者らしくない髪型だって評判が悪い、ドラマで見映え重視ならしょうがない?